最近、
“幸運になる”と言う絵を
手に入れました。

いっぱい同じモノが出回っていて、
その物に価値は無いのですが、
私にとっては”幸運の絵”なんです。

店を開けてはいましたが、
誰とも話をすことなく
閉店時間を迎え様としていました。

店内に沢山ある間接照明を消し回っていたら、
ドアを開ける一人の男性が有りました。

鞄から絵を取り出して、
この中の絵を1枚買って欲しいと言います。

“私はインドから来ました。50歳です。
日本で、美術と日本語を学んでいます“
と言いました。

この絵を選ぶ理由と意味を聞くと
“商売繁盛”の絵だと。

このタイミングで入って来たのも
何かの縁かと、

イルカ3匹が高く飛んでたり、
見返り美人の絵など10種類位ありましたが、

私はエジプトにロマンを感じるので
ツタンカーメンの絵を選びました。

そしたら、今度は、
“家族が幸せになる絵は如何ですか？”と言います。

これ、ちょっと変なのに引かったなと思っていると、

先ほどの絵の雰囲気とは全く違うテイストのものを
20枚ほど出してきました。

まあ、なんとも、このインド人は、
私を上手に誘導して絵を見せて行きます。

それに、私は私で、
別に、無理やり買ってあげる必要はないのですが、

こういう何でもない物でさえ、自分のセンスに懸けて
渾身の一枚を選び出そうと真剣になっていました。

すると、
“不思議の国のアリス”の絵が目に留ます。

絵の持っている雰囲気が
見せてもらった中で、
一番“楽しく”、“幸せ”が込められていました。

何より“気の良い絵”である事を感じました。

私はモノ選びする上で、一番のポイントとして、
まず、“気の良い物か如何か！”を見極めます。

“気の良いアイテム”はキラキラしてるし、
心地良くさせてくれるからです。

そして何より、
価格以上の価値（感覚）を与えてくれるからです。

“気の良い物”を
真剣に選び、それを高める事で、

その物の持つ価値以上の効能を
得られると知っているから
この様な”思考と感覚”でモノ選びをします。

“不思議の国のアリス”の絵
幸運の絵を手に入れるまでに、

結構な時間を掛けて
見る目を養って来たのです。