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- 店内風景&ウインドウ 2019 6月 私がパリのインテリアに嵌った切っ掛けは、、
パリの”空気感”を
日本の部屋(家)で
演出できる様になるのに
多くの渡仏回数と
物選びに掛ける時間が
こんなに”必要”だとは
思いませんでした。
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20年前、
あるマンションの一室(日本)に
招かれた時の事です。
玄関のドアを開けて入ると
”大人な雰囲気”のフレグランスが
まずは出迎えてくれました。
住人のセンスで選ばれた香りは
これから立ち入る部屋の情景を
正確にイメージさせる物で、
その方が歩んできた
”人生を物語っている”
のを感じました。
そして
廊下を歩いてリビングに差し掛かると
そこは”お酒と会話”を
楽しむのに必要なだけの
”灯”しか有りません。が、
モダンで上質の家具が
”華やかさ”を演出し
洗練された空間は
”美しさ”を作り上げていました。
大きなワイングラスに
塔のイラストがラベルに描かれた
赤ワインが注がれ
今まで経験した事のない世界を
”ゆっくり”とした
時間の流れを感じながら
お酒を楽しませて貰ったのです。
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パリに30年以上も
通っているからこそ
作り上げられる洒落た”空間”
”Paris”って
”大人で格好いい”
その時から
その空間の”虜”になったのは
言うまでも有りません。
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今まで洋服はそれなりにして来たけれど
部屋を”雰囲気”良く
”居心地”良く飾るなんて
した事ありませんでした。
パリの有名なアーティストが住む
アパルトマンの写真集を参考に
その本に載っている様な
スツールや花瓶などを
日本のアンティーク屋さんで購入したり
観葉植物などを飾ったりしました。
でも
あの雰囲気には到底及びません。
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けれど
私が”無意識”に必要ない物と
撥ねていた”壁を飾る物”
フランスのアーチストが撮った
ユリの写真をパリで額装した物を
譲り受け
家に飾ったらどうでしょう。
今までの部屋とは全く違って
”雰囲気”めちゃくちゃ”
出るじゃないですか!
”絵(写真)”を家に飾るなんてことが
こんなにも嬉しく思えるなんて
考えもしませんでした。
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この様な事が切っ掛けで
部屋を飾る事に
目覚めた訳です。
今まで自分が
経験してこなかった物事を
一つ一つ試し
自分の中の感覚が
”書き変わって行く”のを
喜びに感じながら
20年パリに通い
飾る事を続けています。
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今になってやっと分かる事。
それは当り前の事ですが
パリへ行ったことが無ければ
パリの”空気感”を表現する事は
出来ないです。
それに
長い期間興味を持って触れて無いと
パリらしくはなっても
パリにはなりません。
また、
パリの薫りを出してくれる
”飾り物”や”飾り方”と言う物があり
それらを物にしたり
体得するには
時間が掛ると言う事です。
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パリに魅せらてた人間が
20年かけて作り上げるアパルトマン
ご興味
有りませんか?